2010年11月09日

Chromium OS + Chromiumビルドログ(ソースの取得)

 事前準備が終了したら、次にソースの取得を行います。そのためにはdepot_toolsが必要です。

-depot_toolsの取得
 [1]Install the depot_tools

 depot_toolsの取得方法はいくつかありますが、私はsubversionを使用しました。

 1. depot_toolsを取得する。
~/google$ svn co http://src.chromium.org/svn/trunk/tools/depot_tools

 2. パスを設定する。
~/google$ export PATH=`pwd`/depot_tools:"$PATH"


 頻繁にビルドするなら.profileにパスを設定したほうが良いと思います。

-Chromium OSのソースの取得

 [2]Using cros_workon

 1. 作業ディレクトリ(~/google/chromiumos)に移動する。
~/google$ mkdir chromiumos
~/google$ cd chromiumos

 2. repoを設定する。
~/google/chromiumos$ repo init -u http://git.chromium.org/git/manifest
 emailなどのユーザ情報やターミナルでの文字の色の設定が行われた。
 -m minilayout.xmlのオプションを付けるとダウンロードするソース数が減るかもしれない。

 3. ソースを取得する。
~/google/chromiumos$ repo sync
 ダウンロードには5時間程度かかった。ファイル数約21万、サイズ1.9GB

 [2]には、sshの設定などが書かれていますが、この設定はcommitterとinternal user用なのでスキップしました。手順1で-m minilayout.xmlオプションを付けていれば、取得するソースの量が減るかも知れません。

-Chromiumのソースの取得

 1. 作業ディレクトリ(~/google/chromium)に移動する。
~/google$ mkdir chromium
~/google$ cd chromium

 2. gclientを設定する。
~/google/chromium$ gclient config http://src.chromium.org/svn/trunk/src
 chromiumディレクトリに.gclientファイルが作成される。
 3. .gclientを編集する。
solutions = [
 { "name" : "src",
   "url" : "http://src.chromium.org/svn/trunk/src",
   "custom_deps" : {
    "src/third_party/WebKit/LayoutTests": None,
   },
   "safesync_url": "",
 },
 { "name" : "cros_deps",
   "url" : "http://src.chromium.org/svn/trunk/cros_deps",
 },
]

 custom_depsに"src/third_party/WebKit/LayoutTests": None,などを追加することで不要なファイルをダウンロードしないように設定できるようです。
 以下の3行を.gclientに追加する。
 { "name" : "cros_deps",
   "url" : "http://src.chromium.org/svn/trunk/cros_deps",
 },

 (注: 上記のコードはインデントのため全角スペースを使用しています。コピペして使用しないでください。おそらくうまく動作しません。)

 4. ソースを取得する。
~/google/chromium$ gclient sync

 ダウンロードには2時間程度かかった。ファイル数約5.6万、サイズ1.2GB

 
 ちゃんとローカルのChromiumのソースが使用されたかどうかを知るために、Chromiumのソースを少し書き換えておきます。もちろんこの作業は不要です。
~/google/chromiumos/src/scripts$ cd /home/tanaka/google/chromium/src/chrome/browser/resources/options/
~/google/chromium/src/chrome/browser/resources/options$ emacs about_page.html
 ~/google/chromium/src/chrome/browser/resources/options/about_page.htmlが、About Chromium OSで表示されるページです。ファイルの後ろの方に3行ほど追加しました。
   <div>
    <div id="updateIcon" class="update-icon up-to-date"></div>
    <span id="updateStatus" i18n-content="update_status"></span>
   </div>
   <div>
    <!-- TODO seanparent: fill in last checked. -->
    <!-- <span i18n-content="last_check"></span> -->
    <button disabled id="checkNow" i18n-content="check_now"></button>
   </div>
   <div>
    TorasenLab
   </div>

  </div>
 </section>
</div>
posted by Tanaka at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Chromium OS + Chromiumビルドログ(準備)

+はじめに
 私は作業用ディレクトリとして、ホームディレクトリ(/home/tanaka)にgoogleディレクトリを作成し、その中でビルドを行いました。ディレクトリ構成の例は以下の通りです。
 +/home/tanaka
  +google
   +chromium
   +chromiumos
   +depot_tools

+準備

[1] Getting and Building a Chromium-Based OS

 [1]にあるPrerequisitesを揃える。
Ubuntu (Hardy 8.04以上。Lucid 10.04推奨)
64bit版のOSが必要
rootアクセス可能なアカウント
ビルドに必要なパッケージ

-64bit版Lucid 10.04 のインストール
 [2]Get Ubuntu Desktop Edition Download
 1. [2]から64bit版Lucid 10.04のイメージ(ubuntu-10.04.1-desktop-amd64.iso)をダウンロードする。
 2. ImgBurnでダウンロードしたイメージをDVDに焼く。
 3. DVDからUbuntuをHDDにインストールする。

 Ubuntuのインストールを扱ったサイトは多いので、詳しくはそちらを参照してください。
 私はHDDにインストールしましたが、仮想マシンにインストールしてもいいと思います。ただし、ビルドには最低でも12GB程度必要となるので、HDD容量は多くしたほうがいいかもしれません。
 uname -mでx86_64と表示されば64bit版のようです。

-rootアクセス可能なアカウント
 1. rootアクセス可能なアカウントを作成する。
 2. 念のためアップデートを行い、再起動する。
~$ sudo apt-get update
~$ sudo apt-get upgrade
~$ sudo apt-get dist-upgrade
~$ sudo reboot


-必要なパッケージの取得
 
[3]LinuxBuildInstructionsPrerequisites

 [3]に書いてあるパッケージが必要です。スクリプトが用意されているので、それを利用しました。また、[3]には書かれていませんが、gitとsubversionが必要なのでそれらもインストールします。

 1. パッケージインストール用のスクリプトを実行する。
~/google$ wget http://src.chromium.org/svn/trunk/src/build/install-build-deps.sh
~/google$ sudo chmod +x install-build-deps.sh
~/google$ ./install-build-deps.sh
Do you want me to install them for you (y/N) y

Gold is a new linker that links Chrome 5x faster than ld.
Don't use it if you need to link other apps (e.g. valgrind, wine)
REPLACE SYSTEM LINKER ld with gold and back up ld? (y/N) y

 2. gitとsubversionのインストールする。
~/google$ sudo apt-get install git-core subversion

 3. 念のためアップグレードする。
~/google$ sudo apt-get update
~/google$ sudo apt-get upgrade

posted by Tanaka at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さらにChromium OSをビルドした

 さらにChromium OSをビルドした。今度はローカルのChromiumのソースを利用してビルドした。普通のChromium OSのビルドとほとんど同じです。
 あくまでビルドログです。詳しくは公式サイトを参照してください。

 Chromium OS The Chromium Projects

+ビルドマシン
-CPU: Intel Core i7 920 2.67GHz × 4(8)
-Memory: 1GB × 3
-Mainboard: ASUSTeK P6T DELUXE
posted by Tanaka at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月08日

Chromium OS用Chromiumビルドログ

 Chromium OS用にChromiumをソースからビルドした。

+(0) はじめに
 私は作業用ディレクトリとして、ホームディレクトリ(/home/tanaka)にgoogleディレクトリを作成し、その中でビルドを行いました。ディレクトリ構成の例は以下の通りです。
 +/home/tanaka
  +google
   +chromium
   +depot_tools

+(1) 準備

[1] LinuxBuildInstructions

-64bit版Lucid 10.04 のインストール
 [2]Get Ubuntu Desktop Edition Download
 1. [2]から64bit版Lucid 10.04のイメージ(ubuntu-10.04.1-desktop-amd64.iso)をダウンロードする。
 2. ImgBurnでダウンロードしたイメージをDVDに焼く。
 3. DVDからUbuntuをHDDにインストールする。

 Ubuntuのインストールを扱ったサイトは多いので、詳しくはそちらを参照してください。
 私はHDDにインストールしましたが、仮想マシンにインストールしてもいいと思います。

-rootアクセス可能なアカウント
 1. rootアクセス可能なアカウントを作成する。
 2. 念のためアップデートを行い、再起動する。
~$ sudo apt-get update
~$ sudo apt-get upgrade
~$ sudo apt-get dist-upgrade
~$ sudo reboot


-必要なパッケージの取得
 
[3]LinuxBuildInstructionsPrerequisites

 [3]に書いてあるパッケージが必要です。スクリプトが用意されているので、それを利用しました。また、[3]には書かれていませんが、gitとsubversionが必要なのでそれらもインストールします。

 1. パッケージインストール用のスクリプトを実行する。
~/google$ wget http://src.chromium.org/svn/trunk/src/build/install-build-deps.sh
~/google$ sudo chmod +x install-build-deps.sh
~/google$ ./install-build-deps.sh
Do you want me to install them for you (y/N) y

Gold is a new linker that links Chrome 5x faster than ld.
Don't use it if you need to link other apps (e.g. valgrind, wine)
REPLACE SYSTEM LINKER ld with gold and back up ld? (y/N) y

 2. gitとsubversionのインストールする。
~/google$ sudo apt-get install git-core subversion

 3. 念のためアップグレードする。
~/google$ sudo apt-get update
~/google$ sudo apt-get upgrade


+(2) depot_toolsの取得
 [1]Install the depot_tools

 depot_toolsの取得方法はいくつかありますが、私はsubversionを使用しました。

 1. depot_toolsを取得する。
~/google$ svn co http://src.chromium.org/svn/trunk/tools/depot_tools

 2. パスを設定する。
~/google$ export PATH=`pwd`/depot_tools:"$PATH"

 頻繁にビルドするなら.profileにパスを設定したほうが良いと思います。

+(3) Chromiumのソースの取得

 1. 作業ディレクトリ(~/google/chromium)に移動する。
~/google$ mkdir chromium
~/google$ cd chromium

 2. gclientを設定する。
~/google/chromium$ gclient config http://src.chromium.org/svn/trunk/src
 chromiumディレクトリに.gclientファイルが作成される。
 3. .gclientを編集する。
solutions = [
 { "name" : "src",
   "url" : "http://src.chromium.org/svn/trunk/src",
   "custom_deps" : {
    "src/third_party/WebKit/LayoutTests": None,
   },
   "safesync_url": "",
 },
 { "name" : "cros_deps",
   "url" : "http://src.chromium.org/svn/trunk/cros_deps",
 },
]

 custom_depsに"src/third_party/WebKit/LayoutTests": None,などを追加することで不要なファイルをダウンロードしないように設定できるようです。
 以下の3行を.gclientに追加する。
 { "name" : "cros_deps",
   "url" : "http://src.chromium.org/svn/trunk/cros_deps",
 },

 (注: 上記のコードはインデントのため全角スペースを使用しています。コピペして使用しないでください。おそらくうまく動作しません。)

 4. ソースを取得する。
~/google/chromium$ gclient sync

 ダウンロードには2時間程度かかった。ファイル数約5.6万、サイズ1.2GB

+(4) Chromium OS用に設定
~/google/chromium/src$ export GYP_DEFINES="chromeos=1"


+(5) makeファイルの作成
~/google/chromium/src$ ./build/gyp_chromium


+(6) ビルド
~/google/chromium/src$ make -j8 BUILDTYPE=Release chrome

 Releaseビルドを作成する。-jXで並列実行するジョブ数を指定した方が速い。何も指定しないと1つのCPUコアだけしか使用されなかった。ビルドには30分程度かかり、ビルド後のchromiumディレクトリは約7.1万ファイル、2.1GB

+(7) 実行
~/google/chromium/src$ out/Release/chrome

 chromiumでもchromeというファイルが作成されました。


 作成されたchromiumのスクリーンショットの一部。普通のChromiumと違い、Chromium OS用のChromiumではウィンドウのサイズ変更などができません。またメニュー項目などが異なる。

+(8) 後始末
 特に何も指定されていないので不要であればソースディレクトリごと削除しても問題ないはず。
~/google/$ rm -rf chromium

posted by Tanaka at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Ubuntu用Chromiumビルドログ

 Ubuntu Lucid 10.04 64bit用にChromiumをソースからビルドした。

+(0) はじめに
 私は作業用ディレクトリとして、ホームディレクトリ(/home/tanaka)にgoogleディレクトリを作成し、その中でビルドを行いました。ディレクトリ構成の例は以下の通りです。
 +/home/tanaka
  +google
   +chromium
   +depot_tools

+(1) 準備

[1] LinuxBuildInstructions

-64bit版Lucid 10.04 のインストール
 [2]Get Ubuntu Desktop Edition Download
 1. [2]から64bit版Lucid 10.04のイメージ(ubuntu-10.04.1-desktop-amd64.iso)をダウンロードする。
 2. ImgBurnでダウンロードしたイメージをDVDに焼く。
 3. DVDからUbuntuをHDDにインストールする。

 Ubuntuのインストールを扱ったサイトは多いので、詳しくはそちらを参照してください。
 私はHDDにインストールしましたが、仮想マシンにインストールしてもいいと思います。

-rootアクセス可能なアカウント
 1. rootアクセス可能なアカウントを作成する。
 2. 念のためアップデートを行い、再起動する。
~$ sudo apt-get update
~$ sudo apt-get upgrade
~$ sudo apt-get dist-upgrade
~$ sudo reboot


-必要なパッケージの取得
 
[3]LinuxBuildInstructionsPrerequisites

 [3]に書いてあるパッケージが必要です。スクリプトが用意されているので、それを利用しました。また、[3]には書かれていませんが、gitとsubversionが必要なのでそれらもインストールします。

 1. パッケージインストール用のスクリプトを実行する。
~/google$ wget http://src.chromium.org/svn/trunk/src/build/install-build-deps.sh
~/google$ sudo chmod +x install-build-deps.sh
~/google$ ./install-build-deps.sh
Do you want me to install them for you (y/N) y

Gold is a new linker that links Chrome 5x faster than ld.
Don't use it if you need to link other apps (e.g. valgrind, wine)
REPLACE SYSTEM LINKER ld with gold and back up ld? (y/N) y

 2. gitとsubversionのインストールする。
~/google$ sudo apt-get install git-core subversion

 3. 念のためアップグレードする。
~/google$ sudo apt-get update
~/google$ sudo apt-get upgrade


+(2) depot_toolsの取得
 [1]Install the depot_tools

 depot_toolsの取得方法はいくつかありますが、私はsubversionを使用しました。

 1. depot_toolsを取得する。
~/google$ svn co http://src.chromium.org/svn/trunk/tools/depot_tools

 2. パスを設定する。
~/google$ export PATH=`pwd`/depot_tools:"$PATH"

 頻繁にビルドするなら.profileにパスを設定したほうが良いと思います。

+(3) Chromiumのソースの取得

 1. 作業ディレクトリ(~/google/chromium)に移動する。
~/google$ mkdir chromium
~/google$ cd chromium


 2. gclientを設定する。
~/google/chromium$ gclient config http://src.chromium.org/svn/trunk/src
 chromiumディレクトリに.gclientファイルが作成される。
 3. .gclientを編集する。
solutions = [
 { "name" : "src",
   "url" : "http://src.chromium.org/svn/trunk/src",
   "custom_deps" : {
    "src/third_party/WebKit/LayoutTests": None,
   },
   "safesync_url": "",
 },
]

 custom_depsに"src/third_party/WebKit/LayoutTests": None,などを追加することで不要なファイルをダウンロードしないように設定できるようです。(注: 上記のコードはインデントのため全角スペースを使用しています。コピペして使用しないでください。おそらくうまく動作しません。)

 4. ソースを取得する。
~/google/chromium$ gclient sync

 ダウンロードには2時間程度かかった。ファイル数約5.6万、サイズ1.2GB

+(4) makeファイルの作成
~/google/chromium/src$ ./build/gyp_chromium


+(5) ビルド
~/google/chromium/src$ make -j8 BUILDTYPE=Release chrome

 Releaseビルドを作成する。-jXで並列実行するジョブ数を指定した方が速い。何も指定しないと1つのCPUコアだけしか使用されなかった。ビルドには30分程度かかり、ビルド後のchromiumディレクトリは約7.1万ファイル、2.1GB

+(6) 実行
~/google/chromium/src$ out/Release/chrome

 chromiumでもchromeというファイルが作成されました。


 作成されたchromiumのスクリーンショットの一部。

+(7) 後始末
 特に何も指定されていないので不要であればソースディレクトリごと削除しても問題ないはず。
~/google/$ rm -rf chromium

タグ:Chromium google
posted by Tanaka at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。